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ネクタイ:20年で半減 クールビズ、多様化で業界苦戦毎日新聞 2013年05月02日 12時05分(最終更新 05月02日 20時28分)働く男の象徴だったネクタイを取り巻く環境が厳しい。国内の2011年の生産・輸入量は20年前の半分。地球温暖化対策で05年に始まったクールビズは、福島原発事故後の節電対策で期間が拡大され、今年も1日から始まった。首もとファッションは多様化しつつあり、業界の苦悩は深まっている。
生産者団体・東京ネクタイ協同組合(東京都中央区)によると、11年の日本のネクタイ生産・輸入量は約2900万本。ピークだった91年の約5600万本から半減した。うち国内生産は約570万本で、安価な中国製品に押されたこともあり、最多だった88年(約4700万本)の8分の1に減った。05年にスタートした6〜9月のクールビズで「ノーネクタイ」が広まり、団塊世代の大量退職で更に需要が低下した。原発事故後、5〜10月に延長され、追い打ちとなった。危機感を強める東京ネクタイ協同組合は、「ノーネクタイ」などネクタイを否定する表現を控えるよう環境省に陳情し、同省も「ノーネクタイ」という言葉の使用はやめている。組合の和田匡生(ただお)理事長(55)は「ネクタイは状況に応じ締めてもらうもので、クールビズとノータイは別物。ネックウエア業界を盛り上げるため、知恵を絞りたい」と話した。